任意整理とは

任意整理とは、個人再生や自己破産と違って、裁判所などを挟まずに「話合い」で借金の負担を軽くしてもらう事です。貸金業法では、司法書士が受任通知を送ると、貸金業者はそれ以後正当な理由なく借り手に請求出来なくなります。

その状態をキープして一時的に支払いを止めた状態で相手方と交渉をして、今よりも負担の軽い返済方法にしてもらうようにするのが任意整理です。

当事務所がお客様と契約をすると、まず最初に行うのが受任通知です。受任通知とは、司法書士がお客様の代理人となって債務整理を行って行く事を知らせる通知の事です。郵便で行うのが一般的です。

受任通知を受け取った業者は、正当な理由なく請求をする事が出来なくなります。

ですから、この時点で今まで毎月支払っていた返済は一度ストップ、お休みになります。それでも司法書士が間に入っている間は請求は来なくなります。

過払い金とは、過去に業者が取っていた、違法な利息の事です。当事務所では、貸金業者から提出された過去の取引履歴を元に、どれだけ違法な利息を取られていたのか計算します。そして、最初から法律内の利息だった場合の残高（つまり、本来の正しい残高）を算出します。その計算結果が、本来の適法な残高になります。

そして、今まで請求されていた残高は違法なものである事、正当な残高はどれだけであるかと言う事を主張して、相手方との間で和解書を交わします。

《例えば》

Ｔ・Ｙさんの負債

Ａ社　　５０万円
Ｂ社　１００万円
Ｃ社　　２０万円
Ｄ社　　５０万円　　※このような借金が・・・

過払い金を計算した事によって

↓↓↓↓↓↓↓
減額！

Ａ社　　５０万円　→　　２０万円
Ｂ社　１００万円　→　　３０万円
Ｃ社　　２０万円　→　　　５万円
Ｄ社　　５０万円　→　　１０万円　

※　上記はあくまで一例です。減額の金額は取引金額や年数によって様々です。

取られていた違法利息が多かった場合、借金を減らすどころか、その借金がすっかりなくなってしまい、それでもなお過払い金が発生している場合があります。そうなると、もう減らすだけの残高がありませんので、相手方に対して、その分を返して下さいと請求する事になります。これが過払い金請求です。

今まで払っていた借金が、一転してまったく払わなくて良くなったばかりか、反対にお金が返ってくることになった、という結果になる場合があるのです。

任意整理を行うと、今まで毎月払っていた利息を、今後「なし」にしてもらえる可能性が高いです。ほとんどの業者で将来利息をカットしてもらう事が出来ます。これは本当に大きいメリットです。

例えば、相続３００万円の借入れに対して法定利息目いっぱいの１８％が取られていたとすると、実に毎月４万５千円、１年にして５４万円もの利息を取られていることになります！返しても返しても借金が一向に減っていかないわけです。

もしこの利息がなくなれば、毎月４万５０００円の支払いがなくなるわけですから、返済は格段に楽になります。

《年利１８％の場合》

《年利１２％の場合》

司法書士が交渉し、利息をカットしてもらった金額に対して、細かい分割にしてもらうよう話し合います。

《例　借金総額３００万円》

Ａ社１００万円　月３万円　→１万６千円
Ｂ社　５０万円　月２万円　→　　９千円
Ｃ社　５０万円　月２万円　→　　８千円
Ｄ社１００万円　月３万円　→１万５千円　　
合計　　　　　月１０万円　→４万８千円

※利息カット、分割交渉に成功した場合


 

任意整理は裁判所などの機関とは無関係に、あくまで依頼者の代理人となった司法書士が「話し合いを前提」に貸金業者との交渉をする手続きです。

その為、自己破産や個人再生のように家族の給与明細が必要になったり、職場の上司から源泉徴収票をもらったりする必要はありません。

周りの人には一切を秘密にして手続きを行う事ができるので、家族や職場には絶対に知られたくないという方に安心な手続きです。

当事務所は五反田駅からすぐの場所にあります。

JR山の手線五反田駅から　徒歩２分
都営浅草線五反田駅から　徒歩１分
東急池上線五反田駅から　徒歩４分

品川区、大田区を始めとして、渋谷区、新宿区、港区、世田谷区、川崎市などからのアクセスが大変便利です。

もちろん上記以外の方でも対応は全く問題なく可能です。